2023年07月29日
雲のある風景(13)~海中道路
うるま市海中道路。
平安島の上空に長く横たわる雲が見えた。
この日半日写旅で浜比嘉島を予定してい
たのを変更。海中道路の砂浜に下り、歩き
ながら雲を撮ることにした。
しばらく進むと花が咲いたツキイゲの小さな
群落があった。
遠くに眺めてきた積雲の並雲を配置して、
ツキイゲの花と組合わせ構図をつくる。
茶褐色の花の群れの前でかがみこんだり
立ってみたり、あるいは寝転んだり・・・花の
中へ入り込んだりとアングルやフレーミング
を調整。
特に、島影の見え具合との雲をどの高さに
置くか悩む。
ツキイゲはうるま市の石川、照間、津堅島の
海岸の開けた砂浜で見かける。花の時期は
6~7月。
子どもの頃、ウニのような長いトゲを周りにつ
けた種子を、砂浜で風に転がし遊んだ昔を懐
かしく思い出すが、
ツキイゲには雄株と雌株があり、転がして遊ん
だのは熟して雌株から離れた雌花の種子だと
いう(『海岸植物の本』(屋比久壮実 著)。
ツキイゲには、ウマハラサーの方言名もある。
さもありなん。。
さざ波にゆれる海の底が美しい。
観光客の気分で絵はがきふうに撮ってみた。
道路に戻る途中の風景。
並雲を形成していた積雲は離れはじめた。
砂浜の砂が白く輝き眩しい。サングラスは
ファインダーを覗くには邪魔。外したり付け
たり面倒臭いがしかたない。
護岸と雲の間にいろいろな種類や色の車
を置いて採り遊んだ。
砂浜から道路側を見あげると風景が変わ
り、思わぬいい絵が撮れる。
ただ、海中道路の東側には砂浜が出来な
いので斜めになった護岸を渡ることになる
が転倒する可能性もあり危ない。
早々と途中から道路へ。
浜比嘉島。
平安名島で。
海中道路を渡り平安名島の集落内の路地
を行き来し散策。
以前撮った理髪店や福木の石垣は、どこか
様相が変わって見えた。
季節や時間帯のせいだろうか。
Posted by 積雲 at 16:00│Comments(0)
│風景