祭り~へしきやエイサーの夕べ

積雲

2023年10月18日 23:00

 去る8月31日、平敷屋漁港を散策していた
 ら、隣接する公園で祭りの準備をしていた。

 「へしきやエイサーの夕べ」で平敷屋青年会
 のエイサーがあるという。


 平敷屋エイサーを見たのはかれこれ10年
 以上も前。嬉しかった。

 祭り開始まで港の水面に映る桟橋の影の
 揺らぎなどを撮り時間をつぶす。


 しばらくするとマイクから祭りの音が聞こえ
 てきたので会場へ。


























 まもなく演舞が始まる。


 どこで撮ろうか迷う。シートに座り会場を取り
 巻く観客の後方を一巡。

 どこも前方には入り込めそうにない。
 どうにか演舞の入退場口で鉄骨の足場の横
 へ張り付ける場所を見つけた。


 しかし、エイサー太鼓打ちの定番の正面ポー
 ズや手踊りの演舞はほとんど撮れない。
 












































 




 ハンドゥー・カタミヤー。


 ハンドゥは半胴。甕の胴体を半分から切
 った口の広い甕のこと。
 ハンド・カタミヤーとは酒瓶担ぎ手の呼び名。

 昔は、道ジュネーではエイサーの先頭に歩
 き各家庭から酒を頂いたそうである。




   一合ガー節(いちごうが・ぶし)

   此処(くま)ぬ  はんし前や
   う肝(ちむ)ゆたさぬ
   一合が う給(た)びみせーら
   かみてぃ 巡(みぐ)やびら

   サウエン サウエン サーサウエン
   ビラールラー  ラーラルラーラー  
   二号(にんごう)どひゃ 二合
   一升二合 酒(さき)二合


   (意訳)  
   この家のお婆さんは
   心根の優しい方
   酒を一合は下さるのか
   おしいただいて廻りましょう

   (囃子  チャルメラ擬音)
   二合だぞ 二合だ
   一升二合だ 酒が二合だぞ


 ※歌詞及び訳は、『エイサー』(平成10年、
  沖縄県文化振興課 企画発行)より


  



 ハンドゥをカッコよく振り回すのを近くから
 撮りたかった。場所を探したが前に入れ
 そうな場所はない。


 元の場所に戻り、ひたすら「来い。来い」と
 近くに来るのを願った。願いはかなった。





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