カンヒザクラ~八重岳(その3)
降るかと思うと止み、止んだかと思うとまた降り出す。
大雨になったり小雨になったり。
去る日曜日。変わりやすい雨模様に予定を中止。帰路
を八重岳に寄った。
葉桜が多かったが、今が満開のサクラもあり、小雨の中
それなりの風情を楽しめた。
峠道から霧にけぶる山頂の方を望む。
茶褐色になった実がついたセンダンの梢で小鳥たち
が囀っているのが聞こえる。
花見ルートの中間あたりにある撮影スポットのサクラ。
八重岳では最も好きな被写体の一つ。
祭り期間はほとんど開花しておらず(3~4分咲)、どうした
のだろうと思っていたが満開に咲いていた。嬉しかった。
この木は例年他のサクラよりはやや遅咲きであることを
思い出した。
ひときわ目を惹く人気のサクラの木で、車を止めて記念
写真を撮る方もいた。
横に張り出したサクラの太い幹に散ったサクラの花。
側溝にも多く散っている。
雨に濡れた緑は発色がいい。
八重岳のサクラ。花見の祭り期間を終えても、その
被写体としての魅力はしばらく続く。
雨のフロントガラス越しに。
色がべったりとなってしまった。絵にならず予想外。
色彩が多くメリハリのある街中のようにはいかない。
勉強になった。
走行中、音がして車のフロントガラスにサクラの花が
落ち張り付いた。思わぬ贈り物。
誰もみな生まるも知らず住み家なし
帰らばもとの土になるべし (一休禅師)
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