小夏日の残波岬

積雲

2022年11月30日 22:00

  11月下旬、小夏日和の残波岬。





  深く青い空に高積雲が横たわっていた。










 
  カメラの男性がハートのポースを指示する。 






  夏のような暑い一日。アイスクリームがよく売れていた。












  釣人に声をかけ後から撮らせてもらった。
  西日の落とす自分の影が気になったが、左右移動して
  も影は画面から消えてくれないので組み入れて構図を
  つくった。







  音楽が近くで鳴り出した。振り向くとラップの動画を撮っ
  ていた。

  いい光景だった。撮影の男性にジェスチャーで撮って
  いいか示すと、親指と人差し指でOKのサインをくれた。
  嬉しかった。










  撮影している男性が夢中になり滑り転倒しないかと心
  配だった。撮り終えるといいロケーションだったと日本
  語で話しかけてきた。    

  








  西ノ神之屋。観光客らしき方が手を合わせていた。











  断崖の淵まで芒。 








      花芒払ふは海の鰯雲  (芥川龍之介)   



  しきりに左右に揺れ動く芒の穂。
  芥川龍之介の見た鰯雲ではないが、まあいいか。





























      海をみて佇てば海より秋の風   (久保田万太郎)












  辺りは黄昏れ。灯台のデッキに人影はもうない。






  残波ビーチ東側の沖。
  何度も波に乗ろうと試みていた。やっとうまく乗れたとき
  の1枚。この日は高波は少なかった。
 
 













  夕日が沈んでしばらくすると美しい夕焼けになった。
  






  小夏日の一日旅は終り。駐車場に戻る。落葉した樹の
  小枝の間から三日月が見えた。


     旅のつかれのほっかりと夕月  (三頭火)



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