久しぶりに残波岬へ~ハマエノコロ草と灯台
残波岬へ向かう途中、雲に
惹かれて道草。
読谷村座喜味。9月上旬。
バス路線の三叉路を離れ
岬へ下る。
道沿いの畑に梱包ロールが
散在していた。
西日でロールに陰影ができ
る帰路の時間に撮ろうと思
い通り過ぎたが、
背後の素晴らしい雲が夕方
までには消えてしまう。
たぶん後悔することになる。
思い直しUターン。
梱包ロールは以前、南風原
町上里で撮ったときから見
かけると気になる被写体。
→当ブログ、〈干草の梱包
のある風景〉(22年3月28日)
残波岬。
読谷の街の空に覆いかぶさ
るように横たわる積雲。
北から西の空は陸側とは対
照的な光景。
巻雲が美しくなびく。
岬先端の釣り人。
レンズを通して見る風景は
まるで雲海に山上から釣り
糸を垂れているようだった。
なんという名の草花だろう?
展望台の内の枯草を柵の
真横から。
展望台を囲む側壁は画面
から外し、柵の向こうに広
がる平原をイメージして、
フレーミング。
誰もいない展望台。紅茶
のペットボトルに西日の
影が引いていた。
薄の穂。
そうか、
・・・もうとっくに秋なのだ、
とつくづく思う。
2~3日前は南へ帰る秋燕
も低く飛んでいた。
早朝、秋セミの鳴く懐かしい
声も聞いた。
空の雲の美しさも確かに秋
のものだ。
この日の残波、風に飛び交
うトンボをあちらこちらで見
かけた。
残波岬
見上げれば また
群れトンボ
灯台近く。
花穂をたてたハマエノコロ。
ハマエノコロは、エノコログサ
の種類の一つ。
海岸近くに生え海浜性である
ことからハマ(浜)エノコロと名
付けられたたという。
ハマエノコロは数年前
にも撮ったことがある。
ついでにそれを掲載。
以下の2枚。
なお。本ブログ(旧)の次の
タイトルでもハマエノコロの
写真を掲載しています。
→〈残波岬の夕陽と恋人たち〉
(2017年1月17日付け)
残波岬。2016年7月(下も同じ)。
猫じゃらし
野菊と活けて
十三夜
(遠藤梧逸)
父の背に
睡りて垂らす
猫じゃらし
(加藤楸邨)
暑い秋。背は汗でびっしょり。
冷たく甘いものが欲しくなる。
残波大獅子を撮っている
際に、車のカギを落として
しまっていた。
歩いた場所を往復し探し
ても見つからない。
管理事務所がビーチ内
にある。そこで尋ねてみ
たらと教えてくれる人が
いた。
夕日に照らされたビーチ。
管理事務所のシャッターは
すでに閉まっていた。
水平線の雲に日が隠れた。
残波大獅子のもとに戻り
鍵探しを再開しなければ
ならない。
関連記事