2024年06月21日
センダングサの風景(4)
うるま市伊計島。
壁画の製作者はSAKU
(ペインター・アーティスト)。
壁画のデザイン(特に飛び
跳ねる白い線描)と、淡雪
のようなセンダングサの花
が、
ハーモニーをつくるような
絵にしたかった。
沖縄市上地。
通りすがりの道沿いに車の
窓から見かけた。
いつでも撮れる、と通り過ぎ
るのだがやはり引き返す。
石敢當の文字をどこまで入
れるかで、センダングサの
花の位置が微妙に変わる
ので何度も撮り直す。
読谷村瀬名波。
「恨(ハン)之碑」近くの土手。
後方はハナチョウジ。
暗い背景が見つかった。
いい絵が作れたと思う。
芒の枯れ葉とセンダングサ。
ハナチョウジの赤い花を
アクセントに置いた。
小犬と散歩の人がいぶかし
げに見る。
「こんにちわ」
「恨之碑を見にきたんですよ」
と声をかけたが、
恨之碑のことはあまり知らな
いようだった。
沖縄市美里。
花の向かうに民家が置ける
場所があった。
F値を変えながら撮っている
と何か動くものが・・・。
目を凝らすとミツバチが飛ん
でいた。ずっとさっきからいた
ようだ。
糸満市束里。
歩き疲れていた。
・・・が、畑中の砂利道に影
を落としたセンダングサに
目がいく。
白い小花の遠くに碧い海
が見えた。
摩文仁の平和記念公園。
雲が流れると、手前に咲
いたセンダングサに日が
差した。
雑草に
梅雨の終わりの
日ざしかな
(軽部鳥帽子)
沖縄地方は21日、梅雨が
明けたと沖縄気象台の発表。
月桃の青い実と。
平和祈念堂。
花が散る前に辺りを歩けば
よかった。後の祭り。
車へ戻る道、オオゴマダラが
食草のホウライカガミの生垣
の上を飛んでいた。
オオゴマダラを大きく前景に
平和祈念堂をフレーミングし
たイメージが浮かんだ。
急ぎ近寄ると、ひらひら舞い
上がりどこかへ逃げられた。
来る23日は沖縄県慰霊の日。
会場設営が行われていた。
ロープで囲われた中へ入らな
ければ、正面からでも撮って
いいと云う。
樹立した幾本もの白いポール
はサトウキビ畑をイメージして
いるそうだ。
「少年」の像と平和記念堂。
西日でシルエットになった
少年像がくっきりと浮き出た。
この日の天からの贈り物。
少年像は、平和祈念堂の裏
にある瞑想の森に昭和58
年設置。
その後、平成20年に現在
の位置に移設されている。
像の高さは1.6メートル。
製作は宮城県出身の彫刻
家 佐藤忠良(1912年~
2011年)。
「少年」の像が、瞑想の森
に設置された際、集まった
関係者を前に、
佐藤先生は少年の組む手
の形をどのようにしようか
迷ったと、
両手をいくつかのパターン
に組み合わせながら語って
いた。
「少年」の像設置の経緯は
以下に説明がある。
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