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2025年03月14日

 ハマボッス(吉の浦海岸)

 ハマボッス(吉の浦海岸)

 中城村の吉の浦海岸。
 3月上旬。

 ハマボッスが白い花を咲か
 せ美しい光景を見せている。

 海の向こうの青い山並みは
 南城市知念の辺り。

 それにしても、今年はほんと
 によく咲いているように思う。

 桜と同じで、花の時期は日本
 本土より早い。




 ハマボッス(吉の浦海岸)




 ハマボッス(吉の浦海岸)

 ハチと思って撮っていたが
 拡大した画面で見ると違っ
 ていた。

 図鑑からするとアブの仲間。
 多分ミナミオオハナアブ?
 
 腹部の色がハチに似ている
 のでハチと間違えられると
 いう。
 

 ハマブッスは、
 漢字では花払子と書く

 花が咲いている様態が僧侶
 の使う払子に似ているから
 という。
 
 と言っても、ハマボッスは寄
 ってきた虫を追い払いはし
 ない。
 
 それどころかハマボッスは
 蝶のアマミウラナミシジミの
 食草のようだ。
   



 ハマボッス(吉の浦海岸)


 中城村の吉の浦の海岸線は
 自然保護に配慮した海岸作り
 がなされている。

 突堤や防波堤で途切れはす
 るが、よく保存された砂浜が
 2キロほど続く。
 
 


 ハマボッス(吉の浦海岸)

 平日の昼は人影はないか
 少ない。

 


 ハマボッス(吉の浦海岸)

 
     足あとを
       たどる砂浜
      ハマボッス
 



 ハマボッス(吉の浦海岸)

 茎は株の根本から数本分
 かれて立ち上がる。  
 
 成長するにつれ、陽光を求
 めて横たわるように広がり
 立ち上がるので、

 生育場所によっては、高さ
 は50~60センチほどだが
 長さが1メートル前後の茎
 も見かけた。

 茎の色は緑~茶褐色。
 茎の先の方でいくつもに枝
 分かれし総状花序に花を
 つける。
 
 越年草(2年草)。
  




 ハマボッス(吉の浦海岸)

 花の色はほとんどは白。

 中には淡い紅色の花もある。
  
 


 ハマボッス(吉の浦海岸)

 


 ハマボッス(吉の浦海岸)

 画面右上、遠くに小さく見え
 る建物は、沖縄電力の吉の
 浦火力発電所。
 

 向こうから(あるいはその
 また向こうの中城モールの
 方から)海岸沿いに、護岸
 の上や砂浜を、

 中城浜漁港までカメラ片手
 に往復の半日旅が楽しめ
 る。
 
 散策にはいい海岸。
 いろいろと絵になる被写体
 に出会う。




 ハマボッス(吉の浦海岸)




 ハマボッス(吉の浦海岸)




 ハマボッス(吉の浦海岸)




 ハマボッス(吉の浦海岸)




 ハマボッス(吉の浦海岸)
 
 海辺を歩いていると打ち上
 げられた魚や、またウミガメ
 の死骸を見かけるが、

 カワウの死骸は初めて。
 



 ハマボッス(吉の浦海岸)

 チガヤ。
 浜漁港の構内。


   ゆれにゆれ
      風のチガヤの      
     花穂かな




 ハマボッス(吉の浦海岸)

 浜漁港。




 ハマボッス(吉の浦海岸)

 漁港構内。
 
 花ブロックの中に捨てられ
 たBOSSのコーヒー缶。 




 ハマボッス(吉の浦海岸)

 漁港の南側。
 芒がもっと枯れて色づくと
 なおいい絵になる場所。

 排水溝の風景にカメラを
 向けていたら、どこかに
 いたらしいシラサギが

 いきなり飛び立ち画面に
 飛び込んできた。




 ハマボッス(吉の浦海岸)

 ほとんど損壊した廃棄物
 倉庫の建物のガラス窓。

 浜集落の歩道沿いで。
 

 
   ※ ※ ※

 最近、本をぱらぱらめくって
 いたら、下記の文章が目に
 ついた。
 

 「私たち自身の生活よりも、
 もっと美しくて感動に満ちた
 世界などは、本当はどこに
 もない。

 私たちは異国的なものにひ
 かれることがあるが、これは
 
 「美」が外的な現実ではなく
 内的な資質であるという根源
 的な真実と矛盾するもので
 はない。

 たとえば人間は、わずかに
 1~2週間の短い休暇をどこ
 かの熱帯の島ですごすため
 に数千キロもの旅をする。

 けれども、そのときに彼が
 探し求めている「美」は、じ
 つは彼の日常生活のなか
 にある。

 これとおなじように・・・・・」

 ___コリン・ターンブル著
 『ライフサイクルの人類学』
 (太田至 訳、どうぶつ社)
 から引用。


 
 










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