てぃーだブログ ›  カメラと沖縄を歩く › 風景 ›  夕暮れの漁港で

2020年06月01日

 夕暮れの漁港で

 外出自粛の続く頃に行った夕暮の漁港。



 夕暮れの漁港で


 夕日にかすかに染まっている、護岸の砂だまりに
 伸びたシバ草に惹かれた。「つり禁止」の白と赤の
 文字がそこにあるのもいい。



 場所は泡瀬漁港。以前は漁網干し場だっただろう
 と思われる寂れた一角。風雨に色あせた、今は用
 済みになった立入り禁止の札がぶら下がっていた。


 

 夕暮れの漁港で



 夕暮の風景には抒情がある。




 夕暮れの漁港で


 同じ場所。



 県内の漁港には、放置された漁網や長年陸揚
 されたままの漁船や廃船が目立ち、漁業の衰退
 を感じさせる。

 それがフォト・ジェニックなので、いろいろ考えす
 ぎると気持ちは複雑になる。



 夕暮れの漁港で


 次第に消滅していく一片の雲を染め、夕日が街の
 彼方に沈むと、彼方の西空が茜色になった。



 まわりを見渡すと散策にきた人影が増えていた。

 向かいの突堤から大きな音楽がまた聞えてくる。
 若者数名が家籠もりの憂さ晴らしに来ているようだ。
 近くで護岸の端に座って夕空を眺めていた年配の
 男性が、「禁止されているのだが・・・」と静かな声で
 ぼそっと話した。




同じカテゴリー(風景)の記事
 雨の日~うるま市
 雨の日~うるま市(2024-06-19 14:00)

 アダンの実と蝶
 アダンの実と蝶(2024-06-11 17:00)

 夕焼け雲
 夕焼け雲(2024-05-28 12:00)


Posted by 積雲 at 09:21│Comments(0)風景
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。