てぃーだブログ ›  カメラと沖縄を歩く › 風景 › 草・木・花 ›  イッペィーの花(2)

2022年03月17日

 イッペィーの花(2)

 
 コザ十字路の壁画前。1週間ほど前、近くを車で通りか
 かったら街路樹のイッペィーの花が金色に輝いていた。 


 大きな壁画を背景にしたイッペィーの花は他では見られ
 ない。どうしても撮っておきたくなった。
 花が散れば来年まで待つことになる。


 横道に車を乗り入れると、幸い大きな空き地があった。
 近くに住む方に訪ねると、「普段は車が止まっているが
 今日は日曜日だから無いよ。短い時間なら停めていい
 んじゃないの」という。良かった。 
 



 イッペィーの花(2)


 花は満開。



 この壁画は、国道330号線の拡張工事に伴い、大きく建
 物の壁が露出したことで、損なわれた景観をよくしようと
 描かれもので、2014年3月に制作が始まり翌2015年
 1月に完成。
 面積1600㎡の大壁画。名称は「コザ十字路歴史絵巻」。
 絵巻は70年代までが描かれているという。
 
 このことは、「コザ十字路歴史絵巻・解体新書」(沖縄市
 商工振興課)という小冊子で知った。
  

 イッペィーの花が咲く背後の絵巻部分は1945年~50
 年代の一部。



 イッペィーの花(2)


 花の陰を、訳ありそうな旅の人影が下っていく。
 



 イッペィーの花(2)


 パイプを加えたサングラスの軍人は、おそらく連合軍総
 司令官ダグラス・マッカーサー。  

 1945年8月30日厚木飛行場に到着。軍用輸送機から
 タラップを降りる姿の写真がよく知られている。


 
    身にしむや島は今だに植民地   (清河一露)
    



 イッペィーの花(2)



 
    まもなく戦禍の惨劇から立ち上がり
    傷だらけの肉体を引きずって 
    どうやら沖縄が生きのびたところは
    浮沈空母沖縄だ
            
        (山之口貘 「不沈空母沖縄」より)





     
 【補追】  

 沖縄市パークアヴェニユーや裏のイッペィー通りは、
 ちょうど今、イッペィーの花が満開。特に雨後
 の朝、朝日を浴びて金色に輝く華やかな光景は美しい。



 イッペィーの花(2)





 イッペィーの花(2)






 イッペィーの花(2)






 イッペィーの花(2)



 
 イッペィー通りのイッペィーは、一昨年にも撮った(→
 「イッペーの花」2020/03/16)。
 今年はどう撮ろうかと、同じアングルからの絵は避けた。
 一昨年とは反対側の歩道から撮った。来年の分は残し。




 


同じカテゴリー(風景)の記事
 雨の日~うるま市
 雨の日~うるま市(2024-06-19 14:00)

 アダンの実と蝶
 アダンの実と蝶(2024-06-11 17:00)

 夕焼け雲
 夕焼け雲(2024-05-28 12:00)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。