2023年12月10日
花薄の風景(4)~真喜屋ダム
名護市真喜屋ダム湖畔。
木の間からダム湖を見下ろすと、
紅葉が始まったリュウキュウハゼ
に重なって、風になび く花薄が見
えた。
山の緑を映した湖面のさざ波も
ハーモニーを奏で美しい絵が撮
れた。
花薄の風景を撮りながらダム
湖一周の散策。
土手を見上げるとシダの葉が西日
にシルエットになっていた。
その背後に日に輝き揺れる薄の
花穂が数本突き出ている。
後ずさりしながら花薄の見え具合
やシダの葉を配分。
リュウキュウハぜと花薄。
真喜屋ダムの管理道路から普久
川滝へ向かう山道の標識のある
辺り。
花薄をメインに思い切ってアップ
で構成的に切り取った。
リュウキュウハぜの紅葉は12月
~1月。
リュウキュウハぜの紅葉だけを撮
る目的の山歩きだと12月はまだ
早いようだ。
ハゼの紅葉が美しく撮れる頃、薄
はたぶん枯れ薄。
流木防止のフロートの上で休息
するカワウ。
毎年やってくる渡り鳥(冬鳥)。
海岸やダム湖などで見られる。
他の場所で見たことがあるカワウ
は1~2羽。真喜屋ダムのカワウ
はすごい数だった。
花薄のある風景が目的。
薄と絡めて撮れないか?
アングルを探す。
カワウが遠すぎるため、当初
は外した。
単独の作品として後で見ると、
他のものより気に入っている。
警戒心が強い。
わずかな音ですぐに飛び去られ
てしまう。
一羽が飛び立つと次々と続き、
みな飛び去った。
こちらから声かけやうか花芒
(山尾玉藻)
暮れかかった山中の道路で、
ときどきウォーキングや犬を
連れた方とすれ違う。
たいがい、こちらから先に声を
かける。