カメラと沖縄を歩く

　那覇市おもろまちの駅前
　広場隣に植栽された老木
　のトックリキワタ。
　
　数年前の１２月に撮った時
　は花はわずかだったが、
　今年はかなり咲いている。　
　２月２１日撮影。






　ひょっとしたら、この天野株
　の老木にはこれで精いっぱ
　いかも知れない。






　ゆいレールと組み合わせて
　撮ろうと、以前から絵の
　イメージをつくっていたが
　なかなか難しかった。
　
　上の写真は駅の通路へあ
　がる階段から撮影。　　
　





　ふと足元を見ると階段に階
　段の屋根と手すりの影が
　落ちていた。






　木の周りをぐるぐる回りな
　がら見上げ構図を探す。

　青空に白雲があると変化
　のある絵作りができるの
　がいい、











　逆光で。











　いつの間に来たのか鳩が
　上の方の枝に休んでいる。

　沖縄タイムスの『ワラビー』
　連載の「鳥さん見聞録ー
　第九話」（２４，１２，１５付）
　でトックリキワタと語る鳥の
　ことが、ふと浮かんだ。











　工事現場を囲った白壁の
　前を行く黒服の通行人に
　目が惹かれた。
　
　道路清掃の作業員を前景
　に置いて構図をつくる。

　作業の手が休む間をうか
　がい作業員の方へ声をか
　け了解を得る。
















　新都心公園。
　　
　事前に声をかけていたの
　で構図を考えながら気兼
　ねなく撮れた。
　
　なお、曲がった影は陸橋
　の一部。






　何を描いているのか見せ
　てもらった。
　１０本ほどの色鉛筆を使
　い扇芭蕉を丁寧に描いて
　いた。

　日本画を描くための下絵
　だという。

　スケッチ以外に写真にも
　撮っておくのかと尋ねた
　らそれはしないという。






　別れ際に背後からも撮ら
　せていただいた。

　カメラを構えたそこへ、
　偶然、背後の陰を白い
　衣服の自転車が通った。

　シャッター・チャンス！











　県立博物館・美術館の
　白壁。
　





　県立博物館・美術館の庭
　のオブジェ。
　
　「CONCRETE　AND　
　STEEL」能勢孝二郎作。






　




　同じ庭のオブジェ。

　ゴヤ・フリオ・エドワルド作
　「太陽と月のロマンス」






　オブジェの下へ入り、
　素材のステンレスに映え
　る光景を背景の空に描く
　ように切り撮った。






　












　背後に流れる雲の形を
　追い無心にシャッターを
　押す。
　
　何枚も色鮮やかな抽象
　画が撮れそうだった。