2020年11月13日
尾花の空に雲を追って~恩納村塩田
天気のいい日の続いた先週、尾花の空に雲を探し歩いた。
西日に照らされ風に揺れる尾花。
恩納村塩屋集落の後方。キビやパインなどの畑地が
広がるシオタバルと地元で呼ぶ丘状の低い山地。
この農道を進むと、昔、恩納村の宿道にあったという
「一里塚」がある。
散策にはいい場所だ。この日もウォーキングをしてい
る夫婦に出合った。
また、近くには「フェレー石」もあるという。
我一人行く野の末や秋の空 (夏目漱石)
色のない山地で、仏桑花の紅花は画面を引き締め
てくれる。
荒れた畑に生い茂る芒の尾花。彼方の空を丸い雲
の塊が左へ流れていく。
空も辺りの草木もたそがれの光りに包まれてくる。
ザワザワと胸の奥にはすすき生え (宮城香子)
チガヤ(方言名マカヤ)の白毛が、群生の芒の暗い闇を
背景に浮び美しい。
塩屋集落は真栄田岬から残波岬方面へ南下する県道
6号線途中にある。塩屋漁港があるので分りやすい。
シオタバルへは塩屋漁港入口前を左折し低い坂を山地
へ昇る。
塩屋という名称は、昔、ここの浜で製塩していたことに由
来しているという。
シオタバルの丘からの帰りにいい光景に出合えた。
読谷村長浜。夕暮れの船揚場。向かいは残波岬。
恩納村真栄田岬~塩屋(漁港、シオタバル)~読谷村(長浜
~長浜ダム~残波岬)と続く海岸沿いのコースは被写体に困
らない。風に吹かれカメラ肩にてくてく歩く一日旅にいい。