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2022年03月05日

 センダンの実~本部八重岳桜まつり(2022)

 本部八重岳の桜まつり(1月22日~2月6日)へ行った。
 前日までの雨は止んでいた。 



 センダンの実~本部八重岳桜まつり(2022)



 新聞には密を避け「車窓から楽しんで」と祭りの新聞記事。
 特に撮りたい桜がなければ、そのつもりで山を登った。

 地獄谷(別称、鶯谷とも)にさしかかったとき谷の方を見
 ると、カンヒザクラの花越しにセンダンの老木に黄色の実
 がズッシリとついているのが見えた。




 センダンの実~本部八重岳桜まつり(2022)


 感動的な実の数。幾万の数になるだろうか。




 センダンの実~本部八重岳桜まつり(2022)


 カンヒザクラのピンクの花の上にセンダンの黄色の実が
 重なるように道路反対側の土手の位置から撮る。

 近くでは、若い女性が連れのカメラを構えた男性に対し
 「重なるようにして」と声を出してアドバイスをしている。
 描いているイメージが同じなのだろうと思うと妙に親しみ
 を感じた。 



 ふと、去年も撮影位置は違うが同じイメージで撮ったなあ
 と思いだした。
 昨年は、ほとんど熟し終え散っていたが、遠目からは小さ
 くしぼみ黒く見えた実が2割程度ついていた。注意してよく
 見なければ実と気づくことはなかった。

 今年は、実の熟すのが遅かったのが幸いしたのだろう。
 来年はどうなるか分からないが・・・。

 何度も八重岳の桜まつりには訪れているが、今年の
 ように、谷のセンダンに色鮮やかな実がついているの
 には初めて出会った。とても嬉しかった。




 センダンの実~本部八重岳桜まつり(2022)





 センダンの実~本部八重岳桜まつり(2022)



 センダンの実。丸く見えるがやや楕円形のようだ。
 大きさは1,2~1.7cm。鴉やヒヨドリが食べると
 いう。

 谷の方から小鳥の鳴声が聞こえた。センダンの木
 からだったかどうかは、姿が見えなかったので分か
 らない。近くの桜にはメジロが訪れていた。



   栴檀の実を喰いこぼす鴉かな (河東碧梧桐)
             
     

 沖縄ではセンダンは3月~4月に開花。その後結実し、
 夏から秋にかけて肥大。年が明ける前の12月に熟し、
 寒波や北風の強い時期に落ち始めるという。

 (参考::web検索)
 ●浦添大公園友の会〉センダンの実の落ちる時期
 ●沖縄県〉有用植物要覧



   栴檀の花散る那覇に入学す (杉田久女)

 
 花の時期もそろそろく来るようだ。楽しみができた。
 



 センダンの実~本部八重岳桜まつり(2022)


 センダンの木は2本見えた。ずれもかなりの老木。
 写真は下の方のセンダン。道路からもひときわ目立ち苔
 に覆われた太い幹と張りだした枝の姿形が美しい。実は
 黄褐色に変っている。


    センダンの実にぞ惹かるる花まつり

 
 

 センダンの実~本部八重岳桜まつり(2022)


 枝が密集した部分を狙い望遠側でフレーミング。

 細かい枯れた枝の張りぶりや実の配色。太い枝の配置。
 わずかずつフレーミングを変える。


 撮った写真をパソコンに取り込み、じっと目を凝らし見つ
 めていると、絵の具を画布に垂らすドリッピング手法で
 有名なジャクソン・ポロックの絵画のように見えてきた。 
 もっと撮りたくなり再び鶯の谷へゆき何枚も撮った。




 センダンの実~本部八重岳桜まつり(2022)





 センダンの実~本部八重岳桜まつり(2022)


 あちらこちらとサクラの木や枝の間から覗き歩いた。




 センダンの実~本部八重岳桜まつり(2022)


 毎年、桜を撮っているとマンネリ化を感じる・・・・・。
 



 センダンの実~本部八重岳桜まつり(2022)


 祭りのルートの中腹にある人気のカンヒザクラの老木。
 祭りも終わりに近い日。満開に咲き誇っていた。


       老木の花ぞ美し花まつり




 センダンの実~本部八重岳桜まつり(2022)





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