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2022年05月11日

 川面

 川面


 大宜味村平南川。
 樹木の間から川を覗くと、川面に陽光が輝いていた。

 露出補正をマイナスにして撮る。




 川面


 撮る位置をすこしずらし、草の葉のシルエットの形を見なが
 ら太陽の映る位置を変えた。
 



 川面




 街中でも川辺に草木が茂っていると、川の清濁に関係なく
 同じような光景が見つかる。
 
 単調な光景に飽きたら川を覗く。癖になってしまっている。
 街では、たまに何があるんですかと通りがかりの人に訊か
 れるが・・・。
 
 ただの溝の流れの淀みに眼をやれば美しい光景を見いだ
 すことができる。




           神  秘  

                  
   家にいるのがうんざりだ。家のほうだって、わたしに
   うんざり。だから散歩に行くことにした。
 
   小川には、よどんだ水の底に、夏の汚泥や秋の落ち
   葉が積っている。
   「世界はこんな汚いものでできているのね。どんより
   した水。泥やほこりそんなもので・・・」わたしはそうつ
   ぶやいた。

   すると、突然、自分でも思いがけず、別のものに目が
   とまった。

   それは、水面に反射した木々の枝、その背後に広が
   る青空と白い雲、小川に映る影だった。こうしたもの
   が、汚れた小川の向こうから、姿を現してきた。

   川底に気をとられ、まったく気づかなかった光景。
   同じ目で、同じ場所を眺めていたのに、まったく別の
   世界が見える。

   
   あるときは、光の世界を眺め、あるときは、闇の世界
   を眺めることができる。もはやわたしたちの目には、
   光と闇がお互いをかき消すものとは映らない。


   老いたわたしたちの心には、ふたつの目が生まれる。 
   光と闇を見る目が。このふたつが、いまのわたしたち
   を支えている。

   わたしたちを訪れる命の神秘に気づくなら、死の深い
   神秘をのぞき込む助けとなる。


   そのとき、わたしたちは、詩編百三十九章の「闇も、
   光も、神の目には変るところがない」とう聖句の意味
   を悟る。

                 メアリー・C・モリソン
       『人は老いるにつれ何をテに入れるか』より 
              



                          
   






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Posted by 積雲 at 10:00│Comments(0)風景
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