2022年06月09日
やんばるの山路で見つけた風景ふたつ
番越林道。
去った1月。車を大川集落に置いて番越林道を歩いた。
小さなカーブの多い坂道を進むと、ゆるやかなカーブ向か
いの法面(のりめん)が崩落し、国頭マージの赤土が露出
していた。
幾つか並んだ細い木のシルエット。その間から見る赤土の
景観が美しい。
番越林道は番越トンネルのあたりを始点とし、羽地ダムの
東側の山中を北東に向けて走る約4.7キロの林道。
名護市管轄で、地元の大川では「ばんくいりんどう」と呼ぶ。
林道へは名護市大川の集落センター手前で県道18号線
から左折、集落を通り山地に入る。山路を150~200
メートルほど進むと三叉路に林道始点の看板がある。
番越林道にはイイギリの木が多く見られる場所があった。
イイギリの実の時期は9~11月といわれるが、1月末に
も関わらず林道の空に突きだした枝に赤い実が多数たれ
さがっていた。
イイギリの花や実を撮るならここだろうと思った。
花の時期は4~6月。きっと今頃花を咲かしているか。
ひとり歩きは夕暮れになるにつれ心細くなる山奥の林道だ
が、谷の方から遠く牛の声や何かの器械音がするとほっと
する。
山深く牛の声する花イイギリ
国頭マージの斜面は梅雨の時期は崩れやすいようだ。
大国林道でもそうだった、梅雨の頃に車で林道に入る
ときは事前に情報を地元から得ていた方がよい。
名護市役所農林水産課によると、数日前続いた梅雨
の大雨で番越林道は小さな崩落があったという。

源河川の清流。昨年の梅雨の時期。
車は源河公民館に駐車。上流まで徒歩で楽しむ。
昔はリュウキュウアユの群れが見られたという。下流まで
もっと美しい清流だったのだろう。
鮎棲みし源河の川原石を拭く (瀬底月城)
沖縄のリュウキュウアユは1978年に採集されたのが最後
の記録で絶滅していたという。沖縄県のレッドデータブック
(平成29年・3月~第3版)では絶滅種(EX)となっている。
源河川については1986年に「源河川にアユを呼び戻す会」
が結成され稚魚を放流。その後の調査でアユの遡上が観察
され定着しつつあることが確認されているという。
この川に稚魚放てりと山の雨 (山口青邨)
鮎育つ村の清流呼び戻す (平良龍泉)
【Webサイト】検索
●ウィキペディア>源河川
●沖縄県>リュウキュウアユについて
●琉球新報>リュウキュウアユ「元気で帰って」~沖縄・
名護源河川で仔魚1000匹放流
●沖縄総合事務局>うなあーじ沖縄水ニュース(第88号)
「やんばる河川自然再生のシンボル、リュウキュウアユ
を奥川に放流
●沖縄美ら海水族館>美ら海だより>リュウキュウアユ
美ら海水族館で、人口授精で育てたリュウキュウアユが
見学できるようだ。
Posted by 積雲 at 11:25│Comments(0)
│風景