てぃーだブログ ›  カメラと沖縄を歩く ›  ›  クロサギ ~北谷町宮城海岸

2024年02月15日

 クロサギ ~北谷町宮城海岸

 クロサギ ~北谷町宮城海岸

 旧正月。北谷町砂辺の宮城海岸。
 
 荒波が打ち寄せる護岸の波打
 ち際に立ちじっと前方見つめて
 いる一羽のクロサギ。

 近づいても逃げない。
 3メートルほどの近距離で護岸
 の上から撮影。 




 クロサギ ~北谷町宮城海岸

 波の引き際に現れる獲物を狙っ
 ていた。

 餌は魚、蟹やフナムシなど。
 


 クロサギ ~北谷町宮城海岸

 波打ち際沿いをゆっくりと前進
 する。
 
 距離を保ちながら平行に歩き
 シャッターチャンスを待つ。




 クロサギ ~北谷町宮城海岸

 向かってくる荒波にもたじろ
 がない。
 



 クロサギ ~北谷町宮城海岸




 クロサギ ~北谷町宮城海岸




 クロサギ ~北谷町宮城海岸

 撮りたかったイメージの絵。
 旧正月に天からの贈り物。




 クロサギ ~北谷町宮城海岸




 クロサギ ~北谷町宮城海岸




 クロサギ ~北谷町宮城海岸

 
 クロサギと一緒に歩いた
 距離は50メートル余。
 
 波が消波ブロックに阻ま
 れ穏やかになった辺りで
 サギは旋回し引き返す。 



 
 クロサギ ~北谷町宮城海岸


 クロサギと寒風の渚折り返す


  

 クロサギ ~北谷町宮城海岸




 クロサギ ~北谷町宮城海岸


 クロサギは全長63cm。
 コサギより数cm大きい。

 
 黒色型と白色型の2つの
 タイプがあるという。この
 ことについての説明を、

 『沖縄の自然歳時記』(安座
 間安史 著、沖縄文化社)
 から以下に引用。

 「ある研究者により、白色型
 の分布域は世界的にサンゴ
 礁海岸の分布する地域に
 ほぼ一致することがわかっ
 ています。

 この研究者は、奄美のサン
 ゴ礁海岸では、白色型と黒
 色型の餌(魚)の採餌成功
 率を調べ、

 白砂の広がるサンゴ礁海岸
 の波打ち際では、明らかに
 白色型の方が魚を得る確率
 が高いことを明らかにしてい
 ます。

 「その原因として白砂を背景
 とする環境では、白色型は
 餌となる魚に気づかれにくく、

 逆に黒色型は気づかれやす
 いためではないかと考えてい
 るようです。」

 そして、著者は以下のように
 締めくくっている。

 「白いクロサギなんて、ほん
 とにサギ(詐欺)のような話
 ですが、

 さまざまな環境で生きのこる
 ための適応戦略だと考える
 と、なるほどと感心してしまい
 ます。」(以上)
 
 『沖縄の自然歳時記』は
 小冊子ですが、一冊は持っ
 ていたい素晴らしい本です。
 


同じカテゴリー()の記事
 イソヒヨドリ
 イソヒヨドリ(2022-06-03 07:00)

 クロサギ
 クロサギ(2022-05-25 18:00)

 鷺
 鷺(2022-04-16 12:00)


Posted by 積雲 at 13:45│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。